シードルは何語?どういう意味?
フランス語では、cidre、シーダに近い発音。英語では、cider、サイダーに近い発音。
主にリンゴを発酵させて作るアルコール飲料です。
梨やラズベリーのサイダーもあるんですよ。😲
日本では三ツ矢サイダーが有名なので、えっ、お酒なのと思う方もいるかもしれませんが、本来はお酒です。
材料のリンゴはどんなものを使う?
ワインと同じように様々な品種から作られますが、多くは苦すぎたり酸っぱすぎたり食用には向かないリンゴ品種から作られます。
シードルの作り方とアルコール度数
酵母を使いアルコール発酵で作ります。
アルコール度数は、他のアルコール飲料と比べ低めで、口当たりが良く、とても飲みやすい飲み物です。
一般的にお酒のアルコール%(度数と同じ意味)は、以下の通りです。
- シードル:3%〜8% 喉が渇いた時に飲むと喉ごし最高👍
- ビール:5%〜7%
- ワイン:8%〜14% シャルドネ品種の白ワイン大好物😁
- 日本酒:15%〜18%
- 焼酎:20%〜25%
- 泡盛焼酎:30%〜43%
- ウィスキー:40%〜43%
- 中国白酒:50%前後 中国出張の時は必ず出てきたなぁ。超酔っ払う😅
- ウォッカ:40%〜96% 単体ではなくカクテルで飲むといいですよ😉
世界の生産地と味
ヨーロッパ、北米を中心に割と多くの地域で生産され、ワインと同様リンゴの種類や製法によって個性豊かなシードルが数多く作られ流通しています。
日本でも大手飲料メーカーがシードルを作っていますが、大量生産しないリンゴの生産地に根付いた地場生産者のシードルもあります。
サンクゼール・ワイナリー
サンクゼールは、リンゴの生産地で有名な長野県飯綱町にあるワイン生産者でシードルの醸造地として名高いフランス、ノルマンディーと似ている気候に立地しています。
つまり、良品質のシードルを作るには、もってこいの地域でワインやシードルを作っているんですね。
社団法人「日本シードルマスター協会」のジャパンシードルアワードの常連受賞者で、一次発酵、二次発酵と手間をかけ、炭酸ガスを加えない伝統的な方法でシードルを作っています。こうして出来上がったシードルは、微発泡の喉越しの良い逸品となります。
主に地元のリンゴを使うほか、珍しいリンゴを使った新しいシードル作りにもチャレンジしている純ジャパニーズシードル製造者です。
その中から私のお勧め四種をご紹介しますね。
使用リンゴ品種:飯綱町産ふじ100%
アルコール度数:7%
テイスト:辛口微発泡
コメント:ふじはスーパーでもよく売っている糖度14%〜16%の食べても、とても美味しいリンゴです。食事と合わせる場合は、魚、野菜料理と相性が良いです。
使用リンゴ品種:飯綱町産ふじ100%
アルコール度数:7%
テイスト:ほのかな甘口、微発泡
コメント:フランス、ノルマンディーの礼拝堂を再生された美術家、田窪恭治氏の描いた飯綱町りんごラベルが美しい。
日本シードルマスター協会の審査では、ボトルデザインの美しさ、消費者が飲みたいと思う訴求力も審査対象です。
そして、このボトルは最高の星三つ⭐️⭐️⭐️を受賞しています。飲み終わった後、お部屋にインテリアとして飾ってみてはいかがですか。
また、ほのかな甘口のシードルは、お肉料理といただくのがお勧めです。
シードル 2018 750ml
シードル 2018 375ml
使用リンゴ品種:飯綱町産リンゴ100%
アルコール度数:7.5%
テイスト:甘口微発泡
コメント:シードルのアルコール度数は、通常使用リンゴ糖度のおおよそ半分と言われています。つまり上記のシードル原材料リンゴの糖度は15度。リンゴとしては、とても甘い品種をブレンドとしています。
スイーツと一緒にまたは、単体で飲むと美味しさが引き立ちます。
使用リンゴ品種:飯綱町産ブラムリー55%、ふじ45%
アルコール度数:6%
テイスト:豊かな酸味と爽やかな味わい
コメント:ブラムリーはイギリス原産の青リンゴです。🍏
生食には向いていませんが、この品種の独特な酸味は、パイ、ジャムをワンランク上の味に仕上げます。
甘いふじと酸味のブラムリーを合わせ、珍しいオリジナル一級品の完成です。
単体で飲むよりは、料理と一緒にどうぞ。どんな料理にも合います。
全体コメント:
シードルは、ワインと同じようにダイヤモンド(酒石)が出ることがありますが、品質にも問題ありませんし、飲んでも無害です。
また、まれに酵母の浮遊や沈殿(おり)が見られますが、同様に飲んでも問題ありません。
むしろこういった酒石やおりは、生産者が手を抜かず、余計な添加物を入れていない証拠なのです。
シードルは4℃〜6℃で飲むのがお勧めです。
シードルのタイプによって合わせるお勧めの料理をコメントに書きましたが、個人の好みなので、色々試してみてくださいね。
ちなみに、白ワインは魚料理、赤ワインは肉料理などと言いますが、私はどんな料理にもキンキンに冷やしたシャルドネ品種の白ワインを飲むことが多いです。
すぐに飲まないで、口の中に少し溜めて回し、鼻から息をすると、ジワーッと香りとその個体の本来の味を楽しめます。
でも自由にね。😀
gourmetking